フケが多くて止まらないといった症状は男性だけに限らず、女性の方でも経験したことがあるのではないでしょうか?フケが出るといった症状の原因は1つだけではありません。いくつかの要因が重なってフケが止まらないといった状況になっていますので、フケを予防する方法をまとめていきたいと思います。
「フケ」って何?
フケとは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものを指します。皮膚は新しい細胞に入れ替わるターンオーバーを行っているため皮膚は剥がれ落ちるものなのですが、頭皮のトラブルが見られると皮脂と混ざったりすることで「大きな角質細胞」となり、目に見えるものとなって現れます。
剥がれ落ちる角質細胞や汚れを取るためにシャンプーを毎日行っているのに、なぜフケが出てしまうのでしょうか?その理由を探っていきます。
フケが発生する主な要因
フケが発生する主な要因9つ
②シャンプーのやりすぎ
③髪を乾かしていない 菌の繁殖 種類
④ストレス過多
⑤ビタミンの欠乏
⑥生活習慣の乱れ
⑦免疫力の低下
⑧ホルモンバランスの崩れ
⑨脂漏性皮膚炎
大きく分けてもフケが出る理由は上記9つもあります。
1つ1つ改善していくことで、必ず頭皮の状態が良くなっていきますので、思い当たる対策はとるようにしましょう。
洗髪の時にしっかりと洗えていない
実はフケが出るのほとんどの理由が入浴時の「シャンプー」にあります。男性に特にありがちですが、シャンプーを適当にやりがちで全く頭皮が洗えていない場合が多いです。
というのも全然洗えてなかったのは当方で、割と普通に洗っているつもりが、泡立たせているだけになってしまっていたのです。
正しいシャンプーの方法
そもそもシャンプーは髪の毛のケアだけでなく、頭皮についた皮脂汚れを落とす役割もあります。むしろ後者である頭皮ケアをしっかり行わないと、皮脂汚れが邪魔してフケの発生、薄毛の原因にもつながりますのでこの機会に「正しいシャンプーの方法」を学んでいきましょう。
①シャンプー前によく洗う
いきなりシャンプーをつけて洗っても汚れが落ちづらいので、まず初めにシャワーで髪の毛ないし、頭皮を念入りに洗いましょう。頭皮をしっかりと指の腹でマッサージしながら洗うことで、シャワーだけでも皮脂汚れが落ちていきます。さらに毛穴も開くためその後のシャンプーの効果を最大限に利用できます。
②シャンプーはよく泡立ててしっかり洗う
理解しておきたいことはボディーソープも洗顔もシャンプーも全て「泡」が汚れを落としてくれることです。そのことからしっかりと泡立たせたシャンプーで洗うよう意識しましょう。しっかりと皮脂汚れを落としたい方は頭皮用のブラッシングも販売されていますので、合わせて使用するのも良いでしょう。
③シャンプーの泡だけでなく頭皮も大事にすすぐ
シャンプーの泡がすすぎ終わったら見た目スッキリしますので、すすぎをやめてしまいがちですが、頭皮にまだシャンプーの残骸がありますので、長めにすすぎをするようにしてください。シャンプーが頭皮に残ってしまうことはよくあることですので、一番注意して最後のすすぎをしっかり行うようにしましょう!
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シャンプーのやりすぎ
実はめんどうなことにシャンプーのやりすぎでもフケなどの頭皮トラブルが起こる原因になります。理由は頭皮に必要な皮脂までも洗い落としてしまうからです。
その場合頭皮は単純に乾燥肌となるか、もしくは頑張って皮脂を分泌しようとするため脂性肌となり、どちらにせよ頭皮トラブルを起こす原因となります。
また「洗浄力が強いシャンプー」の使用でも「何度もシャンプーをする」と同じく過度のシャンプー効果をもたらしてしまいますので注意しましょう。あなたにあった適切なシャンプー選びも大切です。
髪を乾かしていない
筆者自身も行ってしまった過ちで「髪を乾かさない」といった行為は髪の毛を傷めやすく、さらに湿気が増えるので雑菌を繁殖させる原因にもなります。
まず髪の毛は水分を含むとキューティクルが開いて水分を蒸発させる状態になります。そのため髪の毛を乾かさず放置すると必要な髪の毛の水分が飛んでしまい、髪の毛が傷つきやすい状態となります。すぐに切れてしまったり、薄毛になる原因になります。
また雑菌の繁殖が起きると皮脂汚れと合体し毛穴を詰まらせることで、育毛の邪魔をし、フケを大量に発生させます。
髪の毛を乾かさないだけで頭皮に大きな負担をかけることになりますので、必ずといっていいほど、ドライヤーで髪の毛を乾かしましょう。
ストレス過多
ストレスというのは厄介なものであまりにも自分に抱えきれないほどのストレスがかかると、精神面だけでなく見える形で表面化してきます。頭皮で言えば、薄毛・髪質が変わる・十円ハゲができる・髪が細くなるといった現象が起きます。記載した症状は実際に筆者自身に「十円ハゲができた」時の全ての症状です。
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ビタミンの欠乏
ビタミンが不足することで髪の毛にも悪影響が出ます。
特に摂取すべきビタミン
- ビタミンA
- ビタミンB2
- ビタミンE
- ビタミンF
ビタミンA
ビタミンAが不足すると皮脂・汗腺が収縮し、上手く分泌されなくなりますので、頭皮が乾燥しやすくなります。しかしながら反対に摂取しすぎても栄養障害(栄養バランスの乱れ)を引き起こし、抜け毛が多くなったりします。
ビタミンB2
ビタミンB2とは体全体の新陳代謝の働きを促し、毛細血管まで血液の循環を良くします。頭皮の血液の流れを良くすることで、頭皮環境が良くなります。反対にビタミンB2が不足することで皮脂分泌の過多や乾燥が起きてフケや抜け毛が多くなる原因になります。
ビタミンE
ビタミンEには毛細血管の拡張効果がありますので、血行の流れを良くする働きがあります。血行の流れを良くするだけで頭皮の改善だけでなく、肩こり・腰痛・冷えといった症状にも改善がみられるようになります。
ビタミンF
ビタミンFとは必須脂肪酸とも呼ばれ、血圧や血糖値を下げ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。不足すると皮膚や髪の毛が不健康な状態となりフケや抜け毛がみられます。
生活習慣の乱れ・免疫力の低下・ホルモンバランスの崩れ
暴飲暴食、睡眠不足、運動不足、喫煙といった生活習慣の乱れから「免疫力の低下」や「ホルモンバランスの崩れ」といったことが体内で起きます。そもそも生活の質を下げてしまいますので、一刻も早く改善するようにしましょう。タバコや酒といった習慣もビタミンが欠乏しますし、血流も悪くなるので良い影響を与えません。
生活習慣の乱れがあると、シャンプーの方法やフケやかゆみに効果のあることを行ったとしてもなかなか良い方向に向かいづらいです。
他の病気にもかかってしまうことから生活習慣を整えるのはまず第一に大切にするべき部分かもしれません。
脂漏性皮膚炎
「フケ」と聞けば良い印象はありませんが、病気の可能性もありますので、あまり気負いする必要はありません。皮膚科で正しい対処を行いましょう!
症状
脂漏性皮膚炎とはフケがポロポロ落ちて、しつこい痒みを伴う皮膚の病気です。実際は頭皮だけでなく鼻や頬、耳の中やその後ろなどの皮脂の分泌が活発な部分に現れやすいです。まれに胸部やワキ、背中に症状が出る方もいます。このようなフケ以上の強いかゆみなどの症状が出ている場合は皮膚科に通うことを強くおすすめします。
主な原因
汗疹、シャンプー・リンスの洗い残し、入浴や洗顔不足、ストレス、生活習慣の乱れなどからくるマラセチア菌というカビ菌の増加が原因なることがあります。
治療方法
皮膚科を受診することをおすすめします。一般的にはステロイド外用剤で様子を見ながら治療していくといった流れです。プラスで強い痒みがあるなら抗ヒスタミン剤、細菌感染が起きているときは抗生剤を使用することも考えられます。
実は違う男女別の「フケ」の種類
男性の場合
男性は皮脂分泌量が女性よりも多いため、頭皮のフケの種類も脂性フケである可能性が高いです。黄色っぽい少しだけ粘り気のあるのが特徴です。また男性は髪を整える整髪料をつけることが多いため、念入りに髪を洗う必要があります。
女性の場合
女性の場合はパーマ、カラーと頭皮に刺激を与える回数が多いので、乾燥性のフケが出る可能性が高いです。また髪の毛が多いことによるシャンプーの洗い残しも考えられます。
子供の場合
子供でもフケは発生します。お風呂を嫌がったり、皮膚がまだ安定していない状態だとフケが発生しやすいです。小学生や中学生の方が症状で悩まされた時はシャンプーの成分を見直しつつ、洗髪の仕方やシャンプーそのものを変えてみると良いかもしれません。
いずれにせよ対処方法は変わらない
いずれの「フケ」の種類であっても、対策する方法が変わる訳ではありません。正しいシャンプーの使い方であったり、ビタミンの摂取、ストレスを溜めないといったことを心がけて生活することが改善につながります。
まとめ
学生服やスーツといった正装には「黒」が多いですので「フケ」が目立ちます。不清潔なイメージを持たれやすく相手への印象が悪くなりますので、仕事や恋愛でも支障が出ます。いち早く改善させ、良い環境の頭皮を手に入れたいですね!
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